Android 4.4 (kitkat)のWebViewが速くなったらしいのでベンチマークとってみました。

■計測方法
<div>比較するアプリは、Chromeと「Eclipseで作ったBlankActivityにWebViewだけを突っ込んだもの」で、v8 benchmark のスコアを計測しました。また、target API Levelを19より小さくすることで互換モードで動くのですが、その影響もみています。 リファレンス用に、Android4.2との端末でも測りました。

■結果
Xperia AX (Android 4.2)</div><div>Chrome 2320</div><div>WebView(targetAPILevel=17) 1266</div><div>WebView(targetAPILevel=19) 1240</div>
<div>Nexus5 (Android 4.4)</div><div>Chrome 4119</div><div>WebView(targetAPILevel=17) 4465</div><div>WebView(targetAPILevel=19) 4356</div><div>
■考察
- 以前はChromeに比べて大きく見劣りしていたWebViewの性能が、4.4以降ではChrome並みの性能になりました。</div><div>- target API Levelを下げても性能は同じでした。IEのように複数のレンダリングエンジンを持つのではなく、一つのエンジンの動作を変えているようです。
- Chrome単体よりWebViewが速いのは謎ですが、誤差みたいなものでしょう。

</div>